はじめに
自閉症ののぞみ(娘)は、ベビー期の寝つきは良くも悪くもなかったのですが、
2歳を過ぎるころから眠るまでに2〜3時間かかる日々が続きました。
夜は疲れているはずなのに、なかなか寝つけない。
「どうしたらすんなり寝てくれるの?」と悩んでいました。
今回はそんな「寝かしつけ」に対して試した工夫と、医師からのアドバイスを記録しておきます。
寝かしつけに悩んだ日々

のぞみは夜になってもなかなか眠れず、寝つくまでに2〜3時間ほどかかっていました。
布団へ連れて行っても走りまわってしまったり、眠いのに寝付けないのか、大泣きしてしまう日々が続きました。
毎晩のように時間がかかることが苦痛になっていました。
医師に相談して分かったこと
療育相談センターでの診察のとき、Drから「自閉症のお子さんは入眠が苦手なことも結構ある」と説明を受けて、そうだったのか、と気持ちが少し軽くなりました。
その上で、『メラトベル』という入眠を補助するお薬を処方してもらい、1か月ほどで少しずつ早く眠れるようになっていきました。
※メラトベルについて詳細はこちら
https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=47848
(くすりのしおり/一般社団法人くすりの適正使用協議会)
我が家で取り入れた入眠儀式

我が家では寝る前に、哺乳瓶でミルクを飲むのが定番です。
これはベビー期から続いていることなのですが、3歳を過ぎましたが未だに哺乳瓶が手放せず、そちらに関しても合わせてDrに相談しました。
「無理に哺乳瓶をやめさせようとするのではなく、本人が安心できる環境を作ってあげることが大事だと言われ」今でも哺乳瓶は続けています。
それに加えてプロジェクターでのぞみの好きな魚の映像を映したり、おやすみ用の絵本を読んだり、ルーティンを確立させていくことで、のぞみの中でも「そろそろ寝る時間」という切り替えが自然とできるようになってきました。
現在の生活リズムと変化
現在は、服薬の力も借りて、21時30分ころに寝て7時頃に起きる生活リズムに落ち着きました。
3歳に入って休日は昼寝をしなくなったことで、数分で寝落ちしてしまう日も出てきました。
夜中に起きることがありますが、そのときはミルクを飲むと再び眠るような日々が続いています。
焦らず、安心できる方法を見つけていく
Drからは「娘の成長に合わせて哺乳瓶をやめる・やめないは考えていくと良い」と声をかけてもらい、救われました。
自閉症育児に限ったことではないですが、●歳までにやめなきゃいけない、●歳までに覚えさせなければいけない、などと言った線引きはとても親を焦らして不安になりますよね。
一度「●歳までにやめないと……って書いてあるけど、本当にそうなのかな?」と思ったときは、それを「今」やめさせることが「自分のお子さんにとって」どんな影響があるのかを立ち止まって考えるのも良いのかもしれないと、この件を通して思いました。
そしてやはり心配なときは、かかりつけのDrに相談してしまうのが最も確実だと思います。
子供がいるとなかなか眠れない夜は続きますが、焦らず、のぞみがどうしたら安心してゆっくり眠りやすくなるのか、環境や成長に合わせて適宜相談したり試していくことが大切なんだと今は感じています。
娘の詳細はこちらからご覧いただけます
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